2014年08月10日

米格付け会社のCDS

次のランキングは、世界各国の破綻リスクをCDSで見たランキングです。
1.ノルウエー(破綻率 1,2%)
2.スウエーデン(1.5%)
3.アメリカ(1.5%)
4.ドイツ(2.0%)
5.フィンランド(2.1%)
6.英国(2.1%)
7.デンマーク(2.1%)
8.スイス(2.7%)
9.オランダ(2.9%)
10.オーストリア(3.5%)
11.エストニア(3.5%)
12.サウジアラビア(3.7%)
13.ベルギー(3.8%)
14.アブダビ(3.8%)
15.ニュージーランド(3.9%)
16.オーストラリア(4.0%)
17.日本(4.1%)

24.韓国(5.4%)

32.中国(8.0%)
   
米イカサマ格付け会社のデータからですが、こんなよくもいんちきなデータを捏造できるものと、いまさらあほらしくて怒る気にもなりませんが、この表を真に受けて、日本の安全度はこの程度かと勘違いする人が多いから困るのです。
ここで夕刊フジに掲載された「最新版「破綻確率ランキング」 “景気失速”中国悪化、日本はアジアトップ維持」という記事をご覧ください。

   
『世界各国・地域の国債の安全度を示す「破綻確率ランキング」の最新版(3月末時点)で、景気失速が懸念される中国の破綻確率が悪化、順位を落とした。日本は安倍政権発足以降の改善基調は一服したものの、アジア勢トップの座を守った。
 破綻確率は、国の財政リスクを示す「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」から算出する。
 米金融情報サービスのS&PキャピタルIQによると、日本国債が5年以内にデフォルト(債務不履行)を起こす確率は3月末時点で4・1%と、昨年末の調査(3・3%)からやや上昇、世界74カ国・地域のランキングでは、前回のトップ10から17位に後退した。
 S&PキャピタルIQは日本のランクダウンの要因について「財政刺激策が継続している」ことを挙げる。「消費税増税による景気悪化懸念が広がったことも大きい」(国内シンクタンクのエコノミスト)との指摘もある。
 とはいえ、日本の破綻確率は民主党政権下の2012年3月末時点で8・0%あったが、安倍政権誕生後に3%台まで低下した。今回は改善基調が一服したが、アジアでは香港などを上回りトップの座を維持した。
 一方、中国の破綻確率は前回の7・0%から8・0%に悪化、ランキングも27位から32位にまで下がった。S&PキャピタルIQは「経済成長の減速懸念によるもの」と指摘する。
 中国は不動産バブルの崩壊や「影の銀行(シャドーバンキング)」問題など金融危機の拡大が警戒されている。実体経済も輸出、輸入ともに減少し、製造業の景況感指数も低迷したまま。中国に投資したマネーを回収している投資家も多いとされる。
 韓国は前回の25位から1ランク上げて24位だった。ただ、韓国経済は中国への依存度が高いことから、中国経済失速の巻き添えとなる恐れもある。
 破綻リスクが高いワースト1位と2位は前回に続きアルゼンチンとベネズエラ。政情不安のウクライナが3位に入り、ロシアの破綻確率も前回の11・2%から14・3%に上昇するなど、地政学的リスクも意識される結果となった。』


   
アメリカやドイツと違い、政府債務が、言い換えれば国債の引き受け手が全額自国通貨建で、そのほとんどが日本国内で消化されているのに、破綻リスクが世界で17位だって!どこを見ているんだと思います。
さらに対外純資産も20数年も連続世界一、2位の中国はもともとの数字が信頼できないので別にして、3位のドイツの倍もあるというのに、ランキングはドイツが4位で日本が17位。
さらに世界最大の債務国のアメリカが第3位、悪い冗談を抜かすなと思いますが・・・・・。
でも、ある要因を入れると確かに、アメリカ3位、ドイツ4位、そして日本は17位は納得できます。
その要因とは軍事力、もっといえば防衛力です。
先ほど日本は政府債務が大きいからといって、ほぼ日本国内で調達されるから破綻懸念などないと言いました。
でも、どこの国とは言わないけれど、外国からの核攻撃を受けて、木っ端微塵に破壊されたら、これは間違いなく破綻します。
オバマは尖閣も日米安保の範囲と言ってくれたのは良いけれど、軍事介入するためには、確か米議会の承認が必要だったはずで、弱いオバマが議会を通すのに四苦八苦しているうちに実質支配されてしまうかも知れません。
さすがに、ロシアや基礎データが当てにならない中国は、さすがに核保有国であっても、日本よりもCDSランキングが上位にはないけれど、日本の政府債務の額が大きくても、破綻懸念がないとなると、普通に考えて、ドイツやオランダやベルギーよりも日本が下位になるのはおかしな話です。
まあオランダやベルギーは小さな国だから、北欧諸国など同様、リスクが小さい分CDSの数値が良いのかもしれません。
でもドイツについては、現状の数字は良くても、ギリシア、イタリア、スペインなど通貨発行権をなくしたユーロ内の各国経済への依存度が高く、とてもではないけれど、しつこく良いいますが、日本よりもCDSが良いのは変です。
でも、ここで忘れてはならないのは、ドイツは実質的に核保有国だと言う事実です。
これはニュークリア・シェアリングと言って、ドイツはイタリア、ベルギー、オランダとともに、アメリカから核の提供を受けることができるのです。
日本のように多分アメリカは守ってくれるだろうなんて、頼りないものではなく、取り決めなのです。
妄想すれば、中国共産党と米格付け会社は同じ新自由主義勢力の仲間だから、中国の日本に対する本音を知れば、いくら日本が経済破綻しようのない状態であっても、軍事的リスクと大地震リスクを考えれば、とてもCDSランキングでドイツよりも上位にはできない、ひょっとしたら真実を反映しようとする良心から判断した数字なのかもしれないと思ってしまいます。
このように考えると、背筋は凍ります。
posted by bhycom2 at 02:26| 東京 ☔| 国際 | 更新情報をチェックする

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