2014年12月06日

米ムーディーズの格付けなど無視2

米ムーディーズの格付けなど無視 の中でインチキ格付け会社の格付けなど、恣意的かつ真実を反映していないから無視しちまえ!と書きました。
高橋洋一氏の夕刊フジに載った関連記事をご一読ください。

国債「格下げ」の信頼度 市場で重要視されないのに大きく報じるメディア
米格付け会社のムーディーズが日本国債を1段階格下げした。アナリストの会見では、格下げについて「消費税の増税延期が重要なポイント」としているが、発表文では、増税延期決定の戦略について「利点がある」とも書かれている。こうした格付けにどの程度説得力があるのだろうか。

 ムーディーズは、1990年代以降、日本国債に対して9回の格付け変更(6回格下げ、3回格上げ)を行っている。これは、スタンダード&プアーズの5回(4回格下げ、1回格上げ)やフィッチ・レーティングスの4回(4回格下げ)に比べて多い。率直に言えば、ムーディーズはよく上げたり下げたりしている会社だ。

 筆者はかつて大蔵省国債課に勤務していた時、資金調達が順調だったので国債発行を休んだことがある。それにもかかわらず、スタンダード&プアーズが国債格付けをしたので、筆者は抗議をした。その後、米本社から幹部が来日して謝罪があった。

 その時、ついでなので、格付け会社がどのように格付けを行っているのかを聞いたところ、とてもびっくりした。予算書などは全く読まずに、大ざっぱな概括的数字だけで格付けしていたのだ。これは、財務諸表を見ないで、周辺情報だけで、会社の信用度を判断しているに等しい。マスコミが、客観的な指標に基づかないで、定性的に話すレベルと大差なかった。

 リーマン・ショックの前後でも格付け会社の情けなさは世間一般に知れた。直前に立派な格付けを受けていたところでも、破綻したところが多くあった。格付けの信頼性はその程度のことなのだ。

なお、格付け方法が客観的な基準を欠いているという指摘は従来からあった。例えば、2002年には、日本国債を格下げされたことに対し、財務省は客観的な根拠がないとして、外国格付け会社宛てに「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」「国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されている」「各国間の格付けの整合性に疑問」という意見書を送ったこともある。

 こうした経緯もあって、市場では、格付け情報はそれほど重要視されていない。今回の格下げでも、これまでと同様に金利が急騰するなどの事態はみられなかった。政府も、今回の格付け引き下げについて、過去と同様に「市場は冷静な反応をしている」とコメントしている。

 それでは、なぜ新聞はことさら大きく格付けを話題にするのだろうか。筆者からみると、格付けの変更が市場に影響力があるかのように報道したいバイアスがあるように思える。

 もちろん筆者は格付け自体を否定するつもりはない。民間ベースでいろいろな評価をするのはいいことだ。とはいえ、日経新聞は格付け会社を子会社として持っていることもあらかじめ知った上で、読者は格付けに関する情報に接すべきであろう。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
posted by bhycom2 at 17:01| 東京 ☀| 反日マスコミ | 更新情報をチェックする
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